仮面ライダー「キックホッパー」「パンチホッパー」真骨彫が2体で22,000円
商品ページの説明文が「相棒、俺たちは永遠に一緒だ。」の一文から始まっている。分かる人にはこの時点で用件が伝わるやつだ。
バンダイの魂ネイションズ公式が9月17日の朝8時03分、『仮面ライダーカブト』のキックホッパーとパンチホッパーを商品化すると発表した。
正式名称は「S.H.Figuarts(真骨彫製法) 仮面ライダーキックホッパー&仮面ライダーパンチホッパー 20th Anniversary Ver.」。魂ウェブ商店の販売で、2体セット22,000円。告知にはいいねが2,500件を超えて付いた。
2017年の真骨彫とは、わざと色を変えてきた
ここが今回いちばん引っかかるところで、この2体、真骨彫製法ではすでに一度出ている。
商品ページにはこう書かれている。「劇中のスーツの色を再度解釈し、2017年発売の「S.H.Figuarts(真骨彫製法)仮面ライダーキックホッパー」「S.H.Figuarts(真骨彫製法)仮面ライダーパンチホッパー」とは異なるカラーリング表現を採用!」。つまり同じ型の焼き直しではなく、色の解釈からやり直した別物として出してくる、という宣言だ。
9年前の単品版を持っている人からすると、これは地味にきつい書き方でもある。「持ってるから今回はいいや」で済ませられなくなるからだ。さらに交換用の集光頭部パーツと専用の背景シートが付いて、『仮面ライダーカブト』20周年の記念仕様という位置づけになっている。単品2つではなく2体セットでしか買えないのも、そういう建て付けだからだろう。
そもそもキックホッパーとパンチホッパーは何が違うのか
見た目がほぼ同じなので、カブトを通しで見ていない人には区別がつきにくい。東映の公式図鑑に答えが書いてある。
- キックホッパー … 変身者は矢車想。ホッパーゼクターの緑面を正面に向けてスロットにセットして変身する。必殺技は「ライダーキック」
- パンチホッパー … 変身者は影山瞬。同じゼクターの赤面を正面に向けてセットして変身する。必殺技は「ライダーパンチ」
要するに、ゼクターをどっちの面で挿すかだけで名前と必殺技が変わる。図鑑では「使用者の特技に合わせたリバーシブル仕様」と説明されていて、影山はかつて仮面ライダーザビーの資格者だった人物でもある。
もうひとつ、この2体には他のカブトのライダーに無い特徴がある。マスクドフォームを持たず、専用武器も持たない。公式図鑑はそこから「パンチホッパーやキックホッパーは量産型仮面ライダーの試作タイプとも考えられる」と書いている。つまり設定上も、この2人は同じシステムを分け合っている関係にある。今回の商品でホッパーゼクターが交換用パーツとして2個入っているのは、その仕組みをそのまま立体にしているわけだ。
セット売りになるのは「地獄兄弟」だから
2体セットという売り方に文句が出にくいのは、この2人がそもそも単体で語られないコンビだからでもある。
矢車想の公式プロフィールを見ると、職業・身分などの欄が「「シャドウ」の隊長→地獄兄弟」になっている。ファンが付けた通称ではなく、公式側が身分としてそう書いている。
経緯も同じページに書かれている。影山がZECTから放逐されたあと、矢車がもうひとつのホッパーゼクターを渡して「オレの弟になれ」と勧誘した。以後は影山を「相棒」と呼び、ふたりで「闇の住人」と名乗って、気まぐれに他の仮面ライダーやワームと戦っていた。
冒頭の「相棒、俺たちは永遠に一緒だ。」が商品ページの一行目に置かれている理由も、ここまで読むと分かる。背景シートと台座がセットにひと組だけ入っているのも、2体を並べて飾る前提の作りだからだろう。
予約は9月18日16時から
『仮面ライダーカブト』は2006年の作品で、今年で20年になる。周年で動いているのはカブトだけではなく、フォーゼも15周年を迎えたばかりだった。
予約は9月18日16時から魂ウェブ商店で始まって、手元に届くのは2027年3月の予定。予約してから半年ほど待つことになるので、9年前の色と見比べる日まで熱が続くかどうかが本当の勝負かもしれない。
なお最近のシリーズの話では、『仮面ライダーマイス』のおやっさん役は神尾佑さんという記事も書いている。