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テーオーエルビスがBCスプリント日本馬初V、「T O」の正体は馬主の頭文字

日本調教馬のテーオーエルビスが、米国のBCスプリントを勝ちました。英語名の「T O」は、馬主の小笹公也さんのイニシャルです。

レースは日本時間11月1日(日)の4時42分発走で、現地は10月31日(土)でした。

JRA公式のこの投稿で、日本語の結果がまとまって分かります。

坂井瑠星騎手を乗せたテーオーエルビスが、ゴール前でイングリッシュマンを差し切りました。同じレースに出たもう1頭の日本馬、アメリカンステージは12着だったことも、この投稿に書かれています。

日本調教馬が初めて勝った

BCスプリントは、米キーンランド競馬場のダート1200mで行われるG1です。

日本の調教馬が勝つのは今回が初めてです。2000年のアグネスワールドの8着から数えて、日本馬はこれまで延べ8頭が出ていて、最高着順は2025年のアメリカンステージの4着でした(keibalabとnetkeibaの投稿による)。

単勝は2ドルに対して7.58ドルの払い戻しでした。

後ろから差し切った映像

Breeders’ Cup公式の動画で、レースの流れが分かります。

BC公式の記録では、最初の4分の1マイルを過ぎた時点で、テーオーエルビスは13頭中12番手でした。先頭のリアムスミスからは7馬身近く後ろです。そこから直線で差し切って、1 1/4馬身の差をつけています。

動画のタイトルには「Cygames Breeders’ Cup Sprint」とあります。これが今年の正式名称で、『ウマ娘』のCygamesが冠スポンサーです。契約は2024年からだと、日本語版Wikipediaにあります。

Cygamesは9月にも、凱旋門賞のプレミアムパートナーになっています。その経緯はCygamesが凱旋門賞のプレミアムパートナーになったという記事にまとめました。

「T O」は馬主の頭文字

この記事の入口になった疑問です。英語表記の「T O Elvis」の「T O」は何なのか。

BC公式の紹介ページによると、馬名の前半は馬主のTomoya Ozasaさん、つまり小笹公也さんのイニシャルです。JRAの規則では、馬主は自分の所有馬すべてに使う名前や音を登録できます。小笹さんが選んだのが「T O」で、日本語の馬名では「テーオー」にあたります。

つまり「T O」は、小笹さんの馬に共通してつく冠名です。

kerokero36さんは「T O ELVISって表記なんだ」と、見慣れない表記に驚いていました。

「OPERA Oみたいに」と書き添えています。冠名がつく馬は、日本語の馬名と英語表記で見た目がだいぶ変わります。

oki_na_tyooo7さんは、別の困りごとを挙げています。「T O」と書くせいで、AI翻訳が「to Elvis」と取り違えることがあるそうです。

「T O」は前置詞のtoではありません。名前の頭につく冠名の部分です。

後半の「エルビス」は、故エルビス・プレスリーにちなむとみられます。BC公式も「believed」と書いていて、JRAの規則で馬名の由来を説明できないため、公式の確認は取れていません。

故郷のケンタッキーで勝った

テーオーエルビスは米国産です。BC公式によると、ケンタッキー生まれで、父はVolatile、母の父はCurlinです。

レースの舞台になったキーンランド競馬場もケンタッキー州にあります。BC公式は「back to his roots」、つまり故郷に戻ってきたと書いています。

5月2日のチャーチルダウンズS(G1)も勝っていて、これは日本を拠点にする馬として初めてのG1ダートスプリント勝ちでした。今回で、生まれた州のG1を2つ勝ったことになります。

もともとは、Jeff and Melissa Prunzikさんが生産した馬です。若いうちに私的な取引で購入されました。高柳大輔調教師が米国で庭先取引の馬を探し始めた最初の年に出会った馬だと、日本語版Wikipediaは書いています。

馬主の小笹さんは、切れ味がすばらしく、坂井騎手が最高の騎乗をしてくれたと話しています(BC公式)。

負けたのは10戦で3回だけ

BC公式によると、テーオーエルビスは2025年3月から6連勝中です。通算は10戦7勝になりました。

負けた3戦を整理した投稿もありました。

mayaniki0112さんによると、負けた相手は次の3頭です。

  • 新馬戦(芝)の勝ち馬パンジャタワー
  • 2歳OPカトレアSの勝ち馬ナチュラルライズ
  • 3歳1勝クラスの勝ち馬マテンロウコマンド

3戦とも3着でした。

米国の最高峰のダートスプリントを勝つまでに、負けたのは3回だけです。

日本馬のBCスプリント勝利は初めてですが、5月のチャーチルダウンズSからの流れで見ると、突然出てきた馬ではないと分かります。

詳しいプロフィールはBC公式のページやJBIS、日本語版Wikipediaで確認できます。

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