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「朝の光の中で」TikTokの曲名は?元ネタと作者、フィリピンの23歳

朝の光の中で(MONTAGEM HIKARI)(あさのひかりのなかで) ・ 2026年9月25日 公開

TikTokで「朝の光の中で」と歌うあの曲は、BellyJayの 「MONTAGEM HIKARI」 だ。作ったのはフィリピン在住の23歳で、日本人ではない。

ショートをスワイプしていると、重たいベースの上で女性の声が「朝の光の中で」と繰り返す。日本語なのでJ-POPだと思って曲名を探した人も多いはずだが、アーティスト名で検索しても日本語の情報がほとんど出てこない。そのズレが「誰の歌?」という検索につながっている。

「朝の光の中で」とは?

正式な曲名は 「MONTAGEM HIKARI」、アーティスト名は BellyJay。2026年1月14日に配信が始まった。配信元は0to8というレーベルで、作詞・作曲のクレジットは Belly Jay P. Ipanag 本人になっている(Apple Music)。

曲名の「HIKARI」は日本語の「光」のことで、日本では歌い出しのフレーズから「朝の光の中で」と呼ばれることが多い。TikTokの公式サウンドはMONTAGEM HIKARIの名前で登録されている。

歌詞は、夜が明けて朝の光に変わっていく情景を歌ったもの。サビは「朝の光の中で」の繰り返しが中心だ。

朝の光の中で ah

歌詞の全文は歌詞考察ウィキにまとまっている。

元ネタ・由来

上がBellyJayの公式配信音源で、YouTubeでは3,800万回を超えて再生されている。

ジャンルは ブラジリアン・ファンク(バイレファンキ)だ。曲名の「MONTAGEM」は、ブラジルのファンクで声や音の素材を切り貼りして組み立てる手法を指す言葉で、「Japanese Funk」の曲名にもよく付いている。重たい低音のせいでPhonk(フォンク)と混同されやすいが、Wikipediaではブラジリアン・ファンクとして区別されている。

ブラジリアン・ファンクに日本語の歌声を乗せた曲は 「Japanese Funk」 と呼ばれていて、「MONTAGEM HIKARI」はその代表曲になった(音楽ナタリー)。

作者はフィリピンの23歳

音楽ナタリーがDiscordでBellyJayに取材している(2026年4月16日公開)。その時点で フィリピン在住の23歳 のプロデューサーだった。

曲を作り始めたのは取材の3年前で、きっかけはPhonkのシーンを知ったこと。J-POPを聴くようになったのは2020年にYOASOBIの「夜に駆ける」が世界的にバイラルしてからで、YOASOBIの大ファンだと話している。稲葉曇などのボカロPも好きらしい。

日本でこれだけ流れているのに、本人いわく「フィリピンに住むほとんどの人は僕が日本でバズっていることを知りません(笑)」。地元では無名のまま、日本のTikTokで1位を取ったことになる。

レーベルの0to8はドバイの会社で、曲作りには関わらず、アートワークやプロモーション、配信、著作権の管理を受け持っていると説明されている。

元ネタの曲はあるのか

サンプリング元になった曲は見つかっていない。 ここが一番検索されているところだが、今のところ答えは「不明」だ。

歌声についても、はっきりしていない。Wikipediaには「元ネタなどサンプリング元は無くAIボーカルである」とあるが、出典は付いていない。ナタリーの取材では、BellyJayは日本語の歌詞をどう作ったかについて回答を控えていて、記事側も元の曲は探したが見つけられず「実際のところはまったくわからない」と書いている。

海外メディアのscrmblは、AIの歌声とされる曲として紹介したうえで、どこまでAIを使ったかはわからないとしている。なので現状は、AI音声とみられているが作者は答えておらず、元ネタの曲も見つかっていない、というのが正確なところだ。

Googleの検索候補に「朝の光の中で ai」「本家」が出てくるのも、ここを確かめたい人がいるからだろう。人が歌っているのか合成なのか判断がつかない感じが、逆に耳に残る。

なぜ日本でバズったのか

配信から約3週間で、オリコンの週間TikTok音楽チャートで1位を取った。2026年2月6日付(集計は1月29日〜2月4日)のランキングで、2位がiLiFE!、3位がM!LK「好きすぎて滅!」だった(オリコン・アーカイブ)。

火付け役は、ABEMA『今日、好きになりました。』の出演者や、=LOVEの大谷映美里などのダンス動画だったとされる。そこから踊ってみた動画の音源として広がっていった。

聴かれている国は日本がいちばん多く、韓国、台湾、東南アジア、北米が続く。月間リスナーが100万人を超えたときは、本人が「100万人に到達する夢がようやく実現し」と喜びを語っている。

使い方・例文

曲名がわからないまま「あの曲」で通じてしまうタイプのミームなので、使われ方はだいたい曲そのものを指す。

  • 「朝の光の中でのやつ、曲名なに?」
  • 「朝の光の中でが頭から離れなくて寝れない」
  • 「あれフィリピンの人が作ってるって知ってびびった」

関連する言葉

海外の人が作った曲や映像が、日本のショート動画で先に火がつく流れは珍しくない。インドネシアのボート少年にサカナクションを重ねた夜の踊り子は、国をまたいで曲と映像が出会ったパターンだ。

一度聴くと抜けない音声系のミームでは、「チョワヨ〜」のスピキが近い。TikTokで音源と撮り方がセットで真似された例ならもんた界隈、カウントが耳に残る自主制作曲ならエアロピクルスもある。

意味がわからないまま中毒性だけで回っていく短尺コンテンツ全般は、ブレインロットと呼ばれることもある。

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