「ベリベリホース」とは?元ネタは戸崎圭太のドバイ馬上インタビュー
「ベリベリホース」(ベリーベリーホース)は、戸崎圭太騎手が2025年のドバイで、勝利直後のインタビューで口にした言葉です。由来は本人によると「ベリー・グッド・ホース」の「グッド」が抜けたもので、競馬ファンの間で流行語になりました。
「ベリベリホース」とは?
直訳すると「とてもとても馬」。意味としては、勝った馬を「とても良い馬」とほめる気持ちで出た言葉です。
表記は「ベリベリホース」と「ベリーベリーホース」のどちらも使われています。本人のYouTubeチャンネルやグッズは「ベリベリ」、JRAの受賞理由の文面は「ベリーベリーホース」です。
発言そのものだけでなく、勝った馬の呼び名に使われる場面も出てきました。2026年の天皇賞(秋)では、JRA公式が勝ったダノンデサイルを「ベリベリホース」と呼んでいます。
元ネタはドバイの馬上インタビュー
舞台は2025年4月5日(現地時間)、メイダン競馬場のドバイシーマクラシック(G1・芝2410m)です。
ダノンデサイルが2着のカランダガンに勝ちました。勝ち時計は2分27秒05、1着賞金は348万ドル(約5億4636万円)です(THE ANSWER)。
勝った直後の馬上インタビューで、英語の質問に戸崎騎手が返した第一声が「ベリーベリーホース!」でした。続けて「ベリーベリーハッピー!」とも言っています。
この様子はグリーンチャンネルの中継で流れて、ネットで一気に広まりました。「腹筋壊れる」「戸崎イングリッシュほんますこ」といった反応が並んでいます(THE ANSWER)。
上のポストは、主催者のドバイ・レーシングクラブ公式が公開した優勝直後のインタビュー動画です。
主催者の公式リリースには、戸崎騎手のコメントとして “He’s a very, very good horse,” が載っています(Dubai Racing Club)。ただしどの場面の発言かは書かれていないので、リリースがあの一言を言い直したのかは分かりません。
本人が語った由来
帰国後、美浦での取材で戸崎騎手はこう話しています。
うれしさの興奮と英語で聞かれたので…(近くに)通訳の方がいたんですけど、興奮して頑張ってみようと思った。それでボロが出ちゃった
出典は netkeiba です。
2026年3月の日刊ゲンダイのインタビューでは、言葉の成り立ちにも触れています。「ベリー・グッド・ホース」と言うつもりが、グッドが抜けて「ベリー・ベリー・ホース」になったのだろう、という本人の見立てです(日刊ゲンダイ)。
ドバイで日本人記者に「日本でバズってる」と教えられ、坂井瑠星騎手には「もっと使ったほうがいい」と勧められたそうです。
なぜ流行ったのか
理由はいくつかあります。
- 5億円級のG1を勝った直後なのに、肩の力が抜けた一言だった
- 「とてもとても馬」という字面が、意味を知らなくても笑える
- 戸崎騎手本人が嫌がらず、むしろ自分から使っていった
特に3つめが大きいところです。本人は受け入れるだけでなく、2025年5月にYouTubeチャンネル「戸崎圭太のベリベリチャンネル」を開設しました。2025年12月には、中山競馬場で冬限定の本人プロデュースカクテル「圭太のベリベリベリー」も販売されました。
同じ馬で勝つたびに再燃するのも続いた理由です。2025年のエリザベス女王杯をレガレイラで勝ったときも、インタビューで「ベリベリホース!」と言っています。
流行語から受賞理由へ
2025年12月22日、netkeibaは「今年の競馬界でナンバー1の流行語」としてこの言葉を取り上げました(netkeiba)。
戸崎騎手は同年12月21日にJRA通算1700勝を達成した際、「全国版の流行語大賞にノミネートされていなかったのが残念です(笑)」と話しています(netkeiba)。流行語大賞のノミネート自体はされていないので、念のため。
一方で、2025年度の東京競馬記者クラブ賞は戸崎騎手が受賞しました。JRAの発表には受賞理由として「レース後の『ベリーベリーホース』のインタビューは大きな話題を呼んだ」と書かれています(JRA)。
ネタだった言葉が、公式の受賞理由に入った形です。本人の著書『やり抜く力 天才じゃなくてもトップになれた「ベリベリ」シンプルな理由』(Gakken)のタイトルにも使われています。
2026年の秋にも再燃
2026年10月18日、戸崎騎手は秋華賞をモンローウォークで勝ちました。本人チャンネルの動画タイトルには、派生形の「ベリベリユアホース」が使われています。
11月1日の天皇賞(秋)では、ドバイと同じダノンデサイルで勝利しました。JRA公式も勝ち馬を「ベリベリホース」と投稿しています。
こちらの詳しい流れは 「ベリベリホース」の由来は馬上インタビューの“グッド”抜け にまとめています。
使い方・例文
基本は、勝った馬や、いい仕事をした相手をほめるときに使います。次は使い方のイメージです。
- 「今日の戸崎、ベリベリホースしか言わなそう」
- 「推しの馬が勝った。ベリベリホース!」
- 「ベリーベリーハッピー」まで言えたら上級者
使うときの注意が1つあります。この言葉が愛されているのは、戸崎騎手本人が笑って受け入れて、自分から広めたからです。英語の言い間違いをからかう方向に寄せると、元の空気から外れてしまいます。
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騎手にまつわる競馬発のミームには、熊ちゃんいいやつでさ もあります。こちらはステイゴールドの主戦騎手を語るファン発の語録で、成り立ちはだいぶ違います。