「神調教」とは?意味・由来(ボカロの調声)をわかりやすく解説
ボカロなのに、まるで生身の人間が歌っているよう。思わず二度見してしまう職人技を、リスナーは 「神調教」 と讃えます。
「神調教」とは?
「神調教」は、ボーカロイド(初音ミクなどのボカロ)の歌声を、人間が歌っているかのように自然でうまく仕上げた、“神レベル”の調声のことです。ボカロは、そのままだと機械的な発声になりがち。そこに息づかいや抑揚を細かく作り込むことで、生々しい歌唱に近づけます。その完成度が突き抜けているものを「神調教」と呼びます。
具体的な技術としては、ブレス(息継ぎ)を自然な位置に置く/高音は強め・低音は弱めに調整する/母音の切り替わりに中間の音を足すなど、無数のパラメータを緻密に調整します。ボカロP(ボカロ楽曲の作り手)の腕の見せどころです。
由来・「調声」との呼び分け
もとになる「調教」は、ボカロに思い通りの歌い方をさせる編集作業のこと。2011年、ボカロPのMitchie Mが楽曲「FREELY TOMORROW」に「調教すげぇ」というタグを付けたことなどをきっかけに、「神調教」という言い方が広まりました。
なお、キャラクターへの敬意から「調教」ではなく 「調声(ちょうせい)」という言葉を好む人もいます。ただ「神調教」という言い回しはすでに定着しているため、「神調声」よりも「神調教」が使われることが多いようです。
使い方・例文
- 「新曲の調声、完全に神調教だった」
- 「歌詞が聞き取りやすい、これは神調教」
- 「調教(調声)技術、年々レベル上がってる」
関連する言葉
神調教が磨かれてきたのは、御三家のひとつでもあるボカロ文化のなか。ボカロキャラを3Dで躍らせるMMDと組み合わせて、歌って踊る作品が数多く生み出されてきました。