「紅だー」とは?X JAPAN「紅」で叫ぶタイミングと元ネタ、AAの使い方
「紅だーーー!」は、X JAPANの代表曲「紅」のライブで、ボーカルのToshlが叫ぶひと言です。静かなイントロが終わり、激しい演奏に切り替わる直前に入ります。
ネットでは「紅だァーーーッ!!」と伸ばして書くのが定番です。ニコニコの弾幕、2ちゃんねるのAA、「〇〇だァーッ!」という言い換えまで、叫びの部分だけが独り歩きしてミームになりました。
「紅だー」とは?
「紅」のイントロ明けにToshlが叫ぶ「紅だァーーーッ!!」のことです。ファンのあいだでは曲名の一部のように扱われていて、「紅」と聞けばこの叫びまでセットで思い出す人が多い。
ネットで使うときは意味が少し広がります。曲の話をするときの合いの手のほか、気合いを入れる時やテンションが上がった時に「紅だァーーッ!!」とだけ書く使い方もあります。
元ネタ・由来
元ネタの「紅」は、X(現X JAPAN)が1989年9月1日に出した3rdシングルです。メジャーからは1作目で、作詞作曲はYOSHIKI。アルバム『BLUE BLOOD』からのリカットでした。
オリコン週間チャートは5位。1989年の日本有線大賞では最優秀新人賞を取り、1992年の第43回紅白歌合戦でも演奏されています。
曲はHIDEの静かなアルペジオと英語詞の歌から始まり、途中で一気にメタルの速い演奏に変わります。Wikipediaによると、コンサートではこの変わり目の直前でToshlが「クレナイだーっ!!」と叫ぶのが恒例です。
叫ぶ理由は、曲名を「べに」と読み間違えられることが多かったから、と言われています。はっきりした本人の説明は見当たらないので、ここは説として読んでおいてください。「紅が始まる合図」と受け取っているファンもいます。
1992年の紅白でも叫んでいて、HIDEの映像でイントロを再現した復活後のライブでも健在でした。下はYOSHIKIの公式チャンネルにある、1997年12月31日の東京ドーム公演「The Last Live」の「紅」です。
スタジオ版にこの叫びが入っているかどうかは、ここでは確かめられていません。少なくとも「紅だー」が育ったのはライブの場で、ネットで使われる元ネタもライブの叫びです。
ネットでの広がり
ニコニコの弾幕
ニコニコ動画で「紅」のライブ映像が流れると、叫びのタイミングに合わせて「紅だぁアアッ!!」の弾幕が画面を埋めます。ニコニコ大百科の「紅(X JAPAN)」の記事でも、この弾幕祭りが紹介されています。
叫ぶ位置が毎回決まっているので、視聴者がコメントを打つタイミングをそろえやすい。弾幕向きの曲だったわけです。
「紅だァ━━━━━━ッ!!」のAA
2ちゃんねる系の掲示板では、「紅だァ━━━━━━ッ!!」のAAを求めるスレが2019年に少なくとも2回立っています。2月のスレでは、依頼した人がほしいAAの絵柄を「モヒカン頭の男が『紅ダァー!』と叫ぶ」ものと説明していました。
そのスレには、AAを求める書き込みに「誰もくれない だwwwww」と駄洒落で返すレスも付いています。くれない、で紅。こういう返しが付くあたり、元ネタが知れ渡っていたのがわかります。
AAを最初に作った人や初出の時期について、確定的な記録は見当たりません。
「〇〇だァーッ!」の言い換え
いまのXでよく見かけるのが、別の語を叫びの口調に乗せる型です。2026年9月から10月にかけても、こんな形の投稿がありました。
- 「退勤ダァー!! (紅だーの言い方で)」
- 「丸刈りだァーーッ!!(紅だァーーッ!!の口調)」
- 「夕空だーーーーーーーーーー!!!!!!(紅だー!の言い方)」
カッコ書きで「紅だーの言い方」と添えるのがお約束で、読む側は頭の中でToshlの声に変換して読みます。テキストなのに音が聞こえてくるタイプのミームです。
カラオケで叫ぶ
「紅だー」と一緒に「タイミング」が検索されているのは、カラオケで叫びたい人が多いからだと思われます。叫ぶ位置は、自分でつかんでおく必要があります。
位置は秒数で覚えるより、曲の構成で覚えたほうが確実です。
- 静かなギターと英語詞のイントロを歌い終える
- 激しい演奏に切り替わる、その直前で「紅だァーーーッ!!」
- そのまま日本語詞の速いパートへ
若い世代の入口になったのが、2024年1月12日公開の映画『カラオケ行こ!』です。綾野剛さん演じるヤクザの狂児の勝負曲が「紅」で、クライマックスでは齋藤潤さん演じる中学生の聡実が「紅」を歌います。ファイナル予告にも、声変わり中の聡実が「紅だー」と叫ぶ姿が入っていました(コミックナタリー)。
映画の主題歌も「紅」で、Little Glee Monsterと中学校合唱部90人によるカバーでした。原作やX JAPANを知らなくても、映画から「紅だー」を覚えた人は多そうです。
「紅」が流れる場所
叫びの元になった「紅」自体も、いろいろな場所で流れています。数字はどれもWikipediaによるものです。
- 高校野球の応援曲。最初に使ったのは北照高校とされ、1991年8月8日の甲子園だった
- 『太鼓の達人』で初めて999コンボに届いた曲
- 東京2020オリンピックで、ボクシングの入江聖奈選手の入場曲
- 2024年の24時間テレビで、YOSHIKIさんと吹奏楽部が合同演奏
- 2026年5月4日から「カーセンサー」のCMソング
使い方・例文
- 「カラオケで紅入れたら、全員でイントロ明けに『紅だァーーーッ!!』って叫んだ」
- 「月曜の朝から会議3本。月曜だァーーーッ!!(紅だーの言い方)」
- 「テスト終わったー!夏休みだァーッ!」
- 「ライブ映像のあそこ、弾幕で画面見えなくなるの好き」
叫びの口調を借りるときは、語尾を「だァーーーッ!!」と伸ばして、カッコで「紅だーの言い方」と添えると伝わりやすいです。
関連する言葉
- 弾幕:ニコニコで「紅だぁアアッ!!」が画面を埋める、あの現象
- チャンス紅陵:「紅」と並ぶ高校野球応援の定番曲。拓大紅陵が発祥
- X JAPANのギタリストだったhideのグッズ話はhideのガチャに「めじるしアクセサリー」で