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「なんということでしょう」とは?ビフォーアフターの元ネタと曲名「匠」

なんということでしょう(なんということでしょう)(なんということでしょう) ・ 2026年10月1日 公開

「なんということでしょう」は、テレビ番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』のナレーションの決め台詞です。

リフォームを終えた家を披露する場面で、ピアノ曲に乗せて毎回のように入ります。その曲名は「TAKUMI/匠」で、作曲はピアニストの松谷卓です。

「なんということでしょう」とは?

古くて住みにくい家が、匠の手で見違えるように変わる。その「アフター」を映しながら、ナレーターが驚きを込めて言うのがこのひと言です。

番組の外では、意味が少しねじれて使われています。ニコニコ大百科では「予想外に斜め上の方向へ改造されてしまった」ときの驚き、つまり「どうしてこうなった」に近い意味で使われると説明されています。

よくなった変化にも、変な方向に転がった変化にも使える。この両方向に使えるところが、ネットで長く生き残っている理由です。

元ネタは『大改造!!劇的ビフォーアフター』

SEASON I と SEASON II のあいだ(2006年10月〜2009年3月)は、単発の特番として放送されていました。

番組で「匠」と呼ばれるのは、リフォームを手がける建築家です。多くは一級建築士で、2019年4月までに157人の匠が312軒を手がけたとされています。

2003年の新語・流行語大賞では「ビフォーアフター」がトップテンに入りました。選考理由には「なんということでしょう!」と「匠」も含まれていて、授賞式にはナレーターの加藤みどりさんが出席しています。

ナレーターは誰?

初代の加藤みどりさんは、アニメ『サザエさん』でサザエの声を担当している声優です。「なんということでしょう」と聞いて、サザエさんの声が頭に浮かぶのはこのためです。

2020年11月からは、俳優のキムラ緑子さんが2代目としてナレーションを引き継いでいます。

サザエさんでも同じ台詞を言っていた説

サジェストに「なんということでしょう サザエさん」が出てくるのには、もうひとつ理由があります。

ニコニコ大百科によると、1970年11月8日放送の『サザエさん』作品No.172「ぼくが生れたとき」で、サザエが同じ「なんということでしょう」を言っていたとされます。Amazonプライムビデオで2018年末に過去回の配信が始まって判明したそうです。

ただし、ビフォーアフターがこれを意識したオマージュなのかは分かっていません。同じ声の人が30年以上離れて同じ台詞を言っていた、という偶然寄りの話として楽しむのがよさそうです。

BGMの曲名は「TAKUMI/匠」

お披露目の場面で流れるピアノ曲は「TAKUMI/匠」です。作曲は松谷卓(まつたに すぐる)さんで、番組のために書き下ろされました。第269回からはアレンジ版に変わっています。

松谷卓さんは1979年生まれ、静岡県藤枝市出身のピアニスト・作曲家です。映画『いま、会いにゆきます』の音楽や、アニメ『のだめカンタービレ』の挿入曲「のだめラプソディ」も手がけています。

番組のオープニング曲「Inscrutable Battle」も松谷卓さんの作曲です。こちらはもともと、テレビ朝日の『スクープ21』(2000年10月〜)のテーマ曲として使われていたものを流用しています。

番組のサウンドトラックはオリコン最高48位まで上がり、インスト曲のCDとしては異例の売れ方をしました。「TAKUMI/匠」は、コナミの音楽ゲーム『ノスタルジア』にも収録されています。

音ゲーでも「なんということでしょう」

音ゲー界隈では、変な譜面のあだ名にもなりました。ニコニコ大百科によると、ポップンミュージック14の「Inscrutable Battle」EX譜面(難易度42)や、太鼓の達人13のメドレー譜面が「なんということでしょう」と呼ばれていたそうです。

元の曲が番組のBGMなので、譜面の中身に驚いたプレイヤーが番組の決め台詞で返した、という流れです。

2026年10月の特番予告

2026年10月4日(日)よる6時56分から、特番「水回りが全部外にある家」が放送されます(ABCテレビ公式サイトの告知より)。下はABCテレビ公式の予告動画です。

番組の公式サイトはABCテレビ「大改造!!劇的ビフォーアフター」です。

使い方・例文

本来の意味どおり、すごい変化に驚くときに使えます。

  • 「部屋を片付けたら床が見えた。なんということでしょう」
  • 「伸び放題だった髪を切ったら、なんということでしょう、別人に」

ネットでよく見るのは、予想外の方向に化けたときの使い方です。

  • 「レシピどおりに作ったはずのケーキが、なんということでしょう、せんべいに」
  • 「DIYで棚を作ったら、なんということでしょう、斜めに傾いている」

ビフォーアフター写真を見たときのツッコミとしても定番です。1200℃の窯で焼いたら色がまるで変わった陶芸作品(焼く前と焼いた後が別物すぎる陶芸)や、毛玉だらけの保護猫がトリミングでエリンギみたいになった話(トリミング後の保護猫がエリンギに)は、まさに「なんということでしょう」と言いたくなる変わりようです。

関連する言葉

  • 匠:番組でリフォームを担当する建築家の呼び名。「匠の技」「匠の手によって」のように番組外でも使われる
  • ビフォーアフター:2003年の新語・流行語大賞トップテン。いまは変化を並べた写真全般を指す言葉として定着している
  • どうしてこうなった:予想外の結果に頭を抱えるときの言葉。番組外の「なんということでしょう」はこちらに近い

子犬のころと成犬の写真を並べたら「もはや進化」と言われた黒ポメラニアン(黒ポメラニアンの子犬→成犬ビフォーアフター)のように、ビフォーアフターの2枚はいまも人気のネタです。

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