「3301」とは?ヤニねこOP「なんもねえ」の歌詞、元ネタはサイゼの生ビール
「3301」は、アニメ『ヤニねこ』のOP「なんもねえ」で叫ばれる数字です。正体はサイゼリヤの注文番号で、3301が生ビール、3401がグラスの赤ワインを指します。
歌では「サン!サン!ゼロワン!」と連呼されるだけで、何の番号かは説明されません。放送初日の夜にファンがサイゼの番号だと気づき、そこから一気に広まりました。
「3301」とは?
サイゼリヤは、注文用紙に料理の番号を書いて頼む方式の店です。「3301」はその番号のひとつで、ジョッキの生ビール(キリン一番搾り)を指します。
もうひとつの「3401」は、サイゼリヤ公式サイトで確認できます。メニューページでは、3401が「グラスワイン(120ml) 赤」で税込100円、3402が白です。
3301のほうは、サイゼリヤ公式サイトに個別ページが見当たりません。ただ、原作の漫画のほうで「3301=生ビール」がはっきり描かれました(後述)。サイゼ側の公式サイトで番号と中身を突き合わせられるのは3401だけですが、作品側の公式が3301の中身を認めた形です。
ビールとワインの番号を叫ぶだけのフレーズなのに、酒とタバコにまみれたダメな日常を描く作品にぴったり合っている。そこが笑われて、ミームになりました。
歌詞の中の「3301」
曲は忘れらんねえよの「なんもねえ」で、アニメの放送初日と同じ2026年7月2日に配信リリースされました。作詞作曲はボーカルの柴田隆浩さんです。
歌詞サイトの表記では、数字の部分はこう書かれています(UtaTen)。
- 「サン!サン!ゼロワン!」
- 「サン!ヨン!ゼロワン!」
数字の「3301」ではなく、カタカナの読み上げで書かれているのがポイントです。耳で聞いただけだと「サンサンゼロワン」が数字の3301だと気づきにくく、答えにたどり着くまでに少し迷います。歌詞の全文は UtaTen の歌詞ページ で読めます。
元ネタ・由来
『ヤニねこ』は、にゃんにゃんファクトリーさんの漫画です。もとはTwitterに投稿されていた作品で、2022年11月に週刊ヤングマガジン(講談社)へ特別掲載され、その後連載になりました(Wikipedia)。
TVアニメは2026年7月2日(木)の深夜から9月24日の深夜まで、TOKYO MXとBS11で全12話が放送されました(AT-Xは7月25日の深夜から)。監督は木村拓さん、制作はバイブリーアニメーションスタジオです。
公式のノンクレジットOPがこちら。後半のメニュー画面に番号が出てきます。
このOPは2026年10月1日時点で約324万回再生されています。忘れらんねえよの公式MV(YouTube)は約1,078万回です。
放送初日の夜に特定された
第1話の放送が終わった直後、日付が変わった7月3日の午前2時ごろに、斉藤なこじさんがこう投稿しました。
「3301が生ビールのジョッキで 3401がグラスワインの意味だったのかよw」という投稿は、4,000近いいいねを集めています。サイゼに通っている人ほど、数字だけでピンと来たようです。
7月9日には、サイゼリヤの番号をネタにしている非公式のファンアカウント「サイゼリヤ警察」も、「3301→ジョッキ生ビール(キリン一番搾り)」「3401→グラス赤ワイン」と答え合わせを投稿しています。
作った本人と監督も「3301‼️」
7月10日に公式のノンクレジットOPが公開されると、作詞作曲した柴田さん本人がこう投稿しました。
その十数分後には、OPの絵コンテ・演出も担当した監督の木村拓さんも「3301‼️3301‼️」と投稿しています。作り手の側が番号だけを叫ぶ流れに乗ったことで、「3301」は作品の合言葉のような扱いになりました。
ちなみに、柴田さんがなぜ3301を選んだのかを本人が説明した発言は、今のところ見当たりません。
文字は映画ロゴのパロディ
OPに出てくる「3301」「3401」の文字にも仕掛けがあります。7月10日、シン・かわうそさんが「それぞれのフォントが絵面とは違う映画のタイトルロゴのパロディになってる」と投稿しています。
7月16日にはアニメ!アニメ!がOPの元ネタをまとめています。『ファイト・クラブ』『アウトレイジ』『ジョーカー』『ミッドサマー』『幸福の黄色いハンカチ』『キング・オブ・コメディ』のオマージュがあり、3301と3401はサイゼの番号だと紹介されました(アニメ!アニメ!)。
第11話では歌い手が入れ替わった
9月17日(木)深夜の第11話では、OPとEDの担当を入れ替えた版が使われました。ネクライトーキーが歌う「なんもねえ」です。
こちらも約223万回再生されていて、別の声で「サン!サン!ゼロワン!」を聞けます。
原作にもサイゼと3301が登場
7月20日に公開された原作の392mg(話数の単位が「mg」)では、ヤニねこたちが「最後に着いたやつがサイゼ奢り」で店まで走り、ヤニねこが「3301(生ビール)」と叫びながら向かう話が描かれました(MANGA Watch)。アニメのOPから広まった番号を、原作が拾い返した形です。なお、サイゼリヤと作品の公式コラボは、今のところ確認できません。
使い方・例文
いちばん多いのは、サイゼで生ビールを頼むときの合言葉としての使い方です。
- 「とりあえず3301で」
- 「今日は3301と3401ではしごする」
- 「サイゼ行ったら注文用紙に3301って書いてから『なんもねえ』が頭で流れる」
数字だけで通じるので、グループチャットでは「3301行く?」が「サイゼで飲もう」の意味になります。ヤニねこを見ていない相手には通じないので、そこは相手を選んでください。
曲の話題で「3301‼️」と叫ぶだけの投稿も定番です。作者本人がやっているので、ファンにとっては公式のノリに乗っている感覚に近いです。
関連する言葉
有線で流れる「なんもねえ」が規制音だらけになり、柴田さんが自分で「邪竜封印されしver」を作った件は、「なんもねえ」の有線規制音の記事にまとめています。アニメの反響で原作が品切れになった話は、『ヤニねこ』全13巻重版の記事で読めます。
サイゼリヤの話なら、間違い探しがギネス世界記録になった記事もあります。
知っている人にだけ通じる数字という点では、BLの801やにじさんじの2434のような 界隈数字 と同じ仲間です。3301も、ヤニねこを見た人にだけ通じる4桁になりました。