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「さすがにタスマニア」の元ネタは?歌詞と発祥、作ったのはプロ棋士の折田翔吾

さすがにタスマニア(さすがにたすまにあ) ・ 2026年10月1日 公開

「さすがに」と言った流れで、急に「さすがにタスマニア♪」と歌い出すあれ。雷獣のベテランちの持ちネタとして覚えている人が多いはずですが、作ったのは別の人です。元はプロ棋士の折田翔吾さんが、将棋YouTuber時代に実況動画で歌っていたオリジナル曲でした。

「さすがにタスマニア」とは?

口癖の「さすがに」に、脈絡のない地名「タスマニア」をくっつけて歌う持ちギャグです。替え歌ではなく、メロディも含めたオリジナルの短い歌になっています。

使い方はシンプルで、会話や配信の中で「さすがに」と口にした瞬間に歌に入るだけ。言葉の意味より、急に歌い出す落差で笑いを取るネタです。

歌詞

2016年に歌われていた形は、次の4行です(2016年から追っていたファンのブログ「integers」の書き起こしより)。

  • さすがにタスマニア
  • この道はどこまでも続く
  • さすがにタスマニア
  • よろこびだね

ベテランちが歌うバージョンでは、2行目が「この旅はどこまでも続く」になっています。「道」が「旅」に変わっただけですが、配信者が歌うと妙にしっくりくる違いです。

元ネタはアゲアゲ将棋実況

歌っていたのは、YouTubeチャンネル「アゲアゲ将棋実況」の折田翔吾さんです。チャンネル開設は2016年4月26日。将棋ウォーズの対局を実況しながら指すスタイルで人気を集めました。

確認できる早い例は、2016年5月に公開された「将棋ウォーズ 3切れ実況(22)VSツツカナ七段 角換わり腰掛け銀 歌あり」です。タイトルに「歌あり」とあり、概要欄にも「6:54から歌あり」と書かれています。

歌は動画の途中から始まるので、6分54秒の位置から再生するリンクも置いておきます。2018年2月に公開されたファンメドレー(本人の許可を取ったと概要欄に明記)でも、「さすがにタスマニア」の出典としてこの動画にリンクが張られています。ただ、これより前に歌っていた可能性もあるので、最古と言い切れるわけではありません。

なぜタスマニアなのかについては、本人がはっきり説明した記録は残っていません。語感で選んだようにも見えますが、確定的なことはわかっていません。

将棋YouTuberからプロ棋士に

折田さんは2016年3月に三段で奨励会を退会し、その翌月にYouTubeを始めています。実況をしながらアマチュアとして指し続けていました。

2020年に棋士編入試験を受け、2月25日に3勝1敗で合格。4月1日付でプロ入りしています(Wikipedia)。現在は五段です。

つまり「さすがにタスマニア」は、プロ棋士がまだYouTuberだったころに作った歌ということになります。2023年9月には、本人の公式チャンネルで44秒の「折田翔吾 - さすがにタスマニア / THE FIRST AGE」が公開され、10万回以上再生されています。

ベテランち経由でもう一度広まった

本人の動画の外でも聴かれていたことがわかるのが、2019年8月に公開されたファンアレンジ「さすがにタスマニアディスコ」です。概要欄に「アゲアゲ将棋実況さんのオリジナルソング」と添えられていて、再生は20万回を超えています。

そして2025年以降、知名度を一段押し上げたのが雷獣のベテランちです。2025年3月31日、チャンネル登録者28万人の節目に、歌詞をそのまま投稿しました。

これに同じ雷獣のかべさんが「さすがに今日だけは歌詞ちょっとエモいんかい」と引用でツッコんでいます(元の投稿)。「この旅はどこまでも続く」がチャンネルの節目に重なると、急にいい歌に聞こえるのが面白いところです。

その後も雷獣ファンによる「さすがにタスマニア集」の切り抜きが作られていて、2026年2月公開のpart2では、目次に「さすがにタスマニア 誕生秘話」「さすがにタスマニア封印してた」といった項目まで並んでいます。ただ、ベテランちがいつから歌い始めたのかを日付で確かめられる記録は見つかっていません。

使い方・例文

基本は「さすがに」と言った直後に歌でつなぐ形です。

  • 「明日1限なのに4時まで起きてるのはさすがに……さすがにタスマニア♪」
  • 「3連勤のあとに課題はさすがにタスマニア」
  • 「さすがにタスマニアって言いたいだけで『さすがに』を使った」

語尾を「〜タスマニア」に変える派生もあります。雷獣の切り抜きの目次には、お礼の「ありがタスマニア」や、クリームソーダやとんかつを食べたときの「美味すぎタスマニア(うますぎタスマニア)」が並んでいます。

関連する言葉

元ネタが将棋実況なので、将棋から来た言葉と並べると出どころがわかりやすくなります。どうしようもなくなった状態の詰んだや、最初の一手を指す初手は、どちらも将棋盤の上からネットに広がった言葉です。

チャンネル名の「アゲアゲ」は、テンションが上がった状態を言うテンアゲと同じノリの言葉です。

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