「スンスン(パペットスンスン)」とは?元ネタ・由来・なぜ流行ったのかを解説
体を左右にゆらしているだけの動画が、なぜかずっと見ていられる。ハッピーセットにもGUにもセブンにも出てきて、そのたびにタイムラインが「またスンスンいる」でうまる。それが 「スンスン(パペットスンスン)」 です。人形劇のパペットなのにアーティストデビューまでしていて、正体を知らないまま名前だけ覚えている人もけっこういます。
「スンスン」とは?
スンスンは、パペットの国 〈トゥーホック〉 に住む6才のパペット。歌うこと、踊ること、パンを食べることが好きで、口癖は 「ふわあっ」 です。おじいちゃんにあたるゾンゾンの孫で、いちばんの親友はノンノン。この3人(3体)がそろって出てくるので、グッズ展開でもだいたいセットになります。
手がけているのは、クリエイティブ集団の株式会社CHOCOLATE。同社のCHOCOLATE CHARACTER LABEL発のキャラクターで、音楽まわりはソニー系のレーベル Echoes が担当しています。プロフィールは公式サイトのメンバーページにまとまっていて、設定はここが一次情報です。
よく検索されているのが「中の人は誰?」という疑問なんですが、声を担当している人物を公式は公表していません。ネット上には推測もありますが、裏が取れる情報は今のところ出ていない、というのが正直なところです。
元ネタ・由来
始まりは2019年。2月9日にYouTubeチャンネルが開設され、2月20日に第1話「パペットスンスン #1『スンスンのひみつ』」が公開されました。いまの人気からするとひっそりした立ち上がりですが、この動画は現在220万回まで再生が伸びています。
そこからしばらくは、いわゆるバズ待ちの時期が続きます。2022年には堂島孝平&眉村ちあき「てんてん」のMVに登場し、2023年には雑誌POPEYEでコミック連載が始まり、never young beach「らりらりらん」のMVにも顔を出しました。カルチャー寄りの現場でじわじわ名前を売っていた、という助走期間です。
なぜ流行ったのか
火がついたのは2024年の秋ごろ。TikTokに上がっていたスンスンとノンノンの踊り動画を、著名人やインフルエンサーが次々マネしたのがきっかけとされています。強いのは振付のハードルの低さで、やることはほぼ体を左右にゆらすだけ。ダンスが得意じゃなくても撮れるし、2人で並ぶと絵になる。まねしやすさがそのまま拡散力になった形です。
数字にも出ています。2025年2月10日にアイ・エヌ・ジーが実施した調査「高校生が今一番好きなキャラクター」(15〜18歳100人)でスンスンは3位にランクイン。1位エスターバニー、2位ハローキティ、4位ちいかわ、5位おぱんちゅうさぎという顔ぶれの中に、ふつうに混ざっています。
2025年6月にはアーティストデビュー曲「とてと」を発表しました。作曲・編曲はCarlos K.で、MVは1,786万回再生。パペットが本気で音源を出すとこうなる、という一本です。
さらに2025年7月2日からは、フジテレビ『めざましテレビ』でショートムービーの放送が始まりました。放送は毎週水曜の7時40分ごろ(番組の告知記事)。朝の情報番組にレギュラー枠を持ったことで、SNSを見ない層にも名前が届くようになりました。
YouTubeの登録者は92.2万人(2026年9月3日時点)、SNS全体のフォロワーは2026年5月の時点で350万人を超えました。
2026年の展開
グッズと商品化のペースが一段上がったのが2026年です。5月26日にセブン‐イレブンでパン&スイーツ7商品、6月19日にGUコラボの第2弾、8月28日にはマクドナルドのハッピーセットに登場しました。8月12日には全国約200局の郵便局とネットショップで限定グッズも出ていて、マスコット2,200円、がまぐち2,200円、スタンプセット880円、レターセット770円、53局限定のがまぐちショルダー3,850円という構成でした。
そして11月には、初の常設店が渋谷ヒカリエと梅田ルクア サウスにオープンします。キャラクターとしては、SNS発から常設店を持つ段階まで来たことになります。
使い方・例文
- 「今日のスンスン見た?ふわあっしか言ってない」
- 「めざましのスンスン、水曜だけなのが物足りない」
- 「ハッピーセットのスンスン、シール4種コンプしたい」
- 「スンスンの踊り、酔っぱらった時の自分に似てる」
キャラ本人を指すだけでなく、体をゆらす例の動きそのものを「スンスンの踊り」「スンスンしてる」と呼ぶ使われ方もします。
関連する言葉
ぬいぐるみやマスコットを買って持ち歩くという意味では ぬい活 や 推しぬい の文脈にそのまま乗るキャラクターです。SNSでの見られ方が人気を押し上げた点では ラブブ と近く、動画1本から世界に広がった流れは ムーデン とも重なります。ただスンスンが少し違うのは、バズる5年も前からYouTubeで地道に人形劇を続けていたところで、下地があったからこそ火がついた時の伸びが速かったと言えます。