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新幹線「のぞみ」値上げはいつから、東京-新大阪はひかりより1,020円高く

京都駅のホームに停車している東海道新幹線N700S。のぞみ・ひかり・こだまが走る路線の車両
画像: JR Central N700S Front Kyoto 20180727(CC0 / Hahifuheho, via Wikimedia Commons)

「のぞみ」の指定席が、2027年7月1日購入分から値上がりします。東京-新大阪は700円増の15,420円で、ひかりとの差は320円から1,020円に開きます。

10月16日にJR東海とJR西日本が連名で発表しました。普通車で値上げになるのは「のぞみ」「みずほ」の指定席だけで、自由席と、ひかり・こだまの普通車は含まれていません。グリーン料金は別の日程で全列車が上がります。

普通車の値上げは「のぞみ」「みずほ」の指定席だけ

JR東海のプレスリリースによると、対象は「のぞみ」「みずほ」の普通車指定席とグリーン車に適用する指定席特急料金です。これとは別に、グリーン料金は全列車が対象になります。

理由は「昨今のインフレに伴い安全性やサービスを維持・向上させるためのコストが上昇しています。」と書かれています。

自由席については「「のぞみ」・「みずほ」号の普通車自由席をご利用になる場合に適用する特急料金は改定しません。」と明記されました。

普通車で値上がりするのは、のぞみとみずほの指定席に絞られます。報道では、消費税率の改定に伴うものを除けば初の値上げと伝えられています(Yahoo!ニュース)。

上げ幅は区間で違います。最大は東京・品川・新横浜から小倉・博多までの880円で、隣り合う区間などでは10円という小さな値上げもあります。

ひかりとの差は320円から1,020円へ

ここがこの発表のいちばん大きな変化です。

指定席特急料金が上がるのはのぞみとみずほだけなので、ひかりの指定席は今の料金のままです。のぞみとの差が、そのぶん広がります。

JR東海の資料にある、のぞみ指定席とひかり等を乗り継ぐときの「加算額」で見ると、東京-新大阪は改定後に1,020円です。資料には「加算額の現行との比較は、前頁の「【参考】現行との比較(改定額)」と同額です。」という注記があり、加算額の上げ幅は料金の上げ幅と同じです。

つまり東京-新大阪の700円増は、そのままのぞみとひかりの差の増加分です。現行の差は1,020円から700円を引いた320円でした。

東京-名古屋も同じ形で、差は210円から790円になります。

差が3倍ほどに開くので、のぞみに乗るかひかりにするかを、これまでより意識する人が増えるかもしれません。

6月30日までの購入分は今の料金

改定の基準は乗る日ではなく、買う日です。JR東海の表現は「2027年7月1日(木)購入分から」です。

同日に出たエクスプレス予約・スマートEXの価格改定のお知らせには、購入日「2027年6月30日まで(現行の発売額)」という区分があります。

エクスプレス予約の普通車指定席・東京⇔新大阪は、現行の14,230円が7月1日以降の購入分では14,930円です。同じ700円増になっています。

自由席の発売額については、資料に「普通車自由席利用時の発売額は改定しません。」という注記があります。

一方で、早特などの割引商品は「価格改定を予定しています」とされていて、詳細は決まり次第の案内です。スマートEXで早特を使っている人は、続報を待つことになります。

グリーン車は2027年12月15日から

グリーン車は別日程です。グリーン料金の改定は「2027年12月15日(水)乗車分から」で、こちらは購入日でなく乗車日の基準になっています。

グリーン料金はこれまで、消費税率の改定に伴うものを除いて据え置かれてきました。のぞみのグリーン車で東京⇔新大阪(運賃込み)は19,590円から23,290円へ、3,700円上がります。

同じ12月15日以降、順次グリーン車の設備も更新されます。8・9号車に多機能アームレスト座席、10号車にパーティション座席を設け、リクライニング角度は123度から116度になります。

専用の待合室は、品川・新横浜・京都・小倉・博多が2027年12月15日、東京・新大阪が2028年度、名古屋が2029年度の予定です。

反応は、のぞみだけならと安心する人と出張勢

発表の当日夜、Xでは新幹線の値上げを受けた投稿が並びました。

「のぞみ」だけと分かって肩の力が抜けた、という人がいました。

出張で使う会社の目線で、先回りして書く人もいます。

「弊社とか絶対出張にひかり使えって言ってくるだろうな」という投稿です。まだ決まった話ではなく、本人の予想です。

名古屋方面では、日中ならひかりでも大差ないという見方も出ていました。

「ひかり乗ればええから」と書いた投稿です。東京-名古屋は差が790円まで開くので、選び方を考える人もいそうです。

出張や帰省で使うなら先に確認を

ここまでを並べると、今回の発表は、普通車についてはのぞみ指定席に絞った改定です。

のぞみに乗りたい人は7月1日以降の購入分から700円前後上がります。ひかりの普通車や自由席で足りる人には、今回の発表では料金の変化はありません。

のぞみ指定席の値上げ、ひかりとの差、グリーン料金の日程は、3つとも別の話です。どれが自分の乗り方に関わるのかを、出発の前に確認しておくと安心です。

同じ日にJR東海が発表した次の新幹線の車両は、新幹線「S0系」の読み方と名前の由来で書いています。

のぞみの座席の選び方なら、東京駅始発なら自由席で十分か論争も、あわせてどうぞ。JR西日本の発表はJR西日本のプレスリリース一覧にも載っています。

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