ぬい活SNS「ぬい日和」にAndroid版、いいねボタンの名前は「なでなで」
ぬいぐるみの写真だけが流れてくるSNS「ぬい日和」に、Android版が出た。アプリの公式Xが9月22日の10時57分に「大変お待たせいたしました…!!😭」と告知していて、投稿のいいねは昼過ぎの時点で1,900近くまで伸びている。
iPhone版が出たのは6月17日なので、Androidでぬい活している人はそこから3か月ほど待っていたことになる。告知の本文は「ぬい好きだけが集まる、ぬい活専用SNSです」と続き、うちの子を登録して記録したり、なでなでしたりできると紹介している。
告知画像には4つの画面が並んでいて、それぞれに「ぬい好きだけの、やさしいタイムライン」「うちの子のページがちゃんとある」「『なでなで』で気持ちを伝える」「うちの子たちの、いる場所」という説明が付いている。いちばん下にはGoogle Playのバッジも付いている。
いいねの代わりに押すのが「なでなで」
このアプリでいちばん変わっているのが、よその投稿に反応するときの操作だ。普通のSNSならハートを押して「いいね」だが、ぬい日和では写っている子を「なでなで」する。
公式サイトには、そうした理由がそのまま書いてある。
うちの子をそっとなでて、気持ちを伝えられます。評価される場所ではなく、かわいがってもらえる場所にしたかったので。
いいねの数は、どうしても点数に見えてしまう。数が少ないと「うちの子、かわいくなかったかな」と落ち込むのはぬい活に限った話ではない。それを「なでてもらった」に言い換えるだけで、受け取る側の気持ちはだいぶ変わる。App Storeの機能一覧には「気になる投稿に『いいね』やコメントでリアクション」と書かれているので仕組みとしてはいいねに近いが、少なくとも名前と見せ方は「かわいがる」側に寄せてある。
鍵アカにしまっていた写真の置き場所
もうひとつの売りが公開範囲だ。公式サイトのトップには「共有したい。でも、守りたい。」という見出しがあり、その下には「うちの子の写真、本当は見てほしい。でも怖くて鍵アカにしまってる」という一文が置かれている。
ぬいの写真をXやInstagramに載せると、知らない人に見つかって何か言われるのが怖い。だから鍵アカで仲のいい人にだけ見せている。そういう人を最初から想定して作られているのが、このアプリの出発点になっている。
具体的には、写真をどこまで見せるかを投稿ごとに選べる。公式サイトの言い方だと「外に出したくないものは、外に出ません」。アカウントまるごと鍵をかけるか、全部公開するかの二択ではなく、この1枚はみんなに、この1枚は内輪だけ、と分けられるわけだ。
うちの子ごとのページと、お迎えからの日数
投稿の単位が「自分」ではなく「うちの子」になっているのも、ぬい活アプリらしいところだ。ぬいのプロフィールを1体ずつ登録でき、その子のページに写真がたまっていく。
公式サイトによると、お迎えした日からの日数や記念日も数えてくれる。「流れて消えるタイムラインではなく、残る記録に」という説明どおり、タイムラインで流れていった写真が、その子のアルバムとして残る作りだ。
さらにApp Storeの説明には、お洋服やアイテムを「クローゼット」に記録する機能もある。ぬいの服や、ぬい用パーティーメガネのような小物を集めている人なら、どの子に何を着せたか、何を持っているかを一覧にしておけるのはけっこう便利そうだ。
課金は月300円の「応援プラン」だけ
アプリは基本無料で、App Storeの表記は「無料・アプリ内購入」。そのアプリ内購入の中身が「ぬい日和 応援プラン」で、1か月300円(税込)の自動更新サブスクになっている。
名前のとおり、機能を買うというより開発を応援するためのプランという位置づけだ。App Storeのレビューにも、その受け止め方がよく出ている。7月22日付の「神アプリとさせてください」というレビューには「無課金で基本操作ができます」とあり、続けて「人生で初めて課金要素の必要のないアプリに課金をしました。(いわゆるカンパ)それも月300円。」と書かれていた。
評価は9月22日時点で2,311件・平均4.8。App Storeのソーシャルネットワーキングのランキングでは188位に入っている。開発者の表記は「Takumi Shin」という個人名義で、公開から3か月で評価が2,000件を超えた。iPhone版も9月2日にバージョン1.4.2へ更新されていて、投稿をプロフィールの先頭に固定できる機能などが足された。
Androidでも探してみて
公式サイトは今のところ「iPhone対応」の表記のままで、Android版の案内はまだ反映されていない。Androidの人は、公式Xの告知画像にあるとおりGoogle Playで「ぬい日和」を探すのが早い。iPhoneの人はApp Storeから入れられる。
ぬい活は、ルーヴルのモナ・リザの前に置かれた「広ぬい」の投稿が15万いいねまで伸びたり、首にくびれを作る「ぬい整形」の縫い方が広まったりと、写真にも手入れにも凝る人が多い。撮った写真を鍵アカの奥にしまっていたなら、これを機に、なでてもらえる場所に出してみるのもよさそうだ。