実家の「Wii」が6年間付けっぱなし、電気代は最大約7.3万円
実家のWiiが6年間ずっと電源オンだった。取扱説明書の数字で計算すると、電気代は最大で約7.3万円になる。
投稿したのは柊如(@hiiraginogotoku)さん。2026年10月2日の午前に写真付きでポストし、翌日までにいいねは約22万、返信は350件を超えた。
写真に写っていたもの
写っているのは赤いWii本体だ。POWER・RESET・EJECTのボタンが並び、電源ランプが緑っぽく光っている。
上には白い別のゲーム機が載っていて、実家のテレビ台あるあるの積み方になっている。
Wiiの電源ランプは色で状態が分かる。緑ならON、オレンジか赤ならOFFだ。つまり写真のWiiは、ちゃんと起きている。
6年分の電気代を計算
任天堂のWii取扱説明書(機能解説・設定編)の仕様欄では、Wii本体(RVL-001(JPN))の最大消費電力は45Wとなっている。
単価は、家電の電気代表示に使われる目安単価の31円/kWh(税込)を使う。全国家庭電気製品公正取引協議会のQ&Aで、2022年7月22日に改定された値として案内されているものだ。
45Wで24時間動かすと、1日あたり1.08kWh。これを6年続けた計算はこうなる。
ただし、これはあくまで上限だ。最大消費電力はいちばん電気を食う瞬間の値で、メニュー画面のまま放置されていたWiiが6年間ずっと45W使っていたわけではない。
実際にいくらかかったかは、公式の実測値が無いので分からない。「最大でも7.3万円くらい」と読むのが正しい。
閏日も電気料金の値動きも無視しているので、ざっくりした目安として見てほしい。
OFFでも寝ないゲーム機だった
実はWiiは、OFFにしても完全には止まらない設計になっている。
任天堂のWiiConnect24の紹介ページにはこう書かれている。
しかし、WiiはOFFの状態にしても眠りません。わずか豆電球1個程度の低消費電力でスタンバイモードに入り、インターネットと常時接続を行います。
寝ている間もネットにつながっておける。それがWiiの売りのひとつだった。
つながる先はもう終わっている
その「つながる先」の一部は、とっくに店じまいしている。
任天堂は「Wii」ネットワークサービス 一部終了のお知らせで、2013年6月28日をもって一部のサービスを終えると発表した。対象になったのはこのあたりだ。
- お天気チャンネル
- Miiコンテストチャンネル
- デジカメプリントチャンネル
- WiiConnect24でのWiiフレンドとのデータ交換
- みんなで投票チャンネル
天気を届けてくれるチャンネルも、フレンドとのやりとりも、終わってから13年がたつ。
終わったのは「一部」なので、全部が止まったわけではない。それでも、待っていた相手の多くがもういない中で、実家のWiiは6年間律儀に起き続けていたことになる。
実家の家電、一回見に行こう
帰省したら、テレビ台の下のランプの色を見てみるといい。緑なら起きている。
家電が長年の働きをしゃべって知らせてくれる例だと、シャープのCOCORO AIR搭載エアコンが「長い年月が経ちました」と話しだした話もあった。Wiiは何も言わないので、気づくまで6年かかったわけだ。