「サイキックフォース2012」復刻版はPS5・スイッチ・Steam、中身は未発表
9月15日の15時、ゲーム会社のコスモマキアーが公式Xで『サイキックフォース2012』の移植開発決定を発表しました。1998年にタイトーがゲームセンター向けに出した対戦格闘で、ポストでは「超能力対戦格闘ゲームの金字塔」と紹介されています。
電撃オンラインなどの報道によると、対応機種はPS5、Nintendo Switch、Steamの3つで、発売は2027年予定です。この記事を書いている時点でポストの表示は11万回を超え、リポストは1,200件あまりと、いいね(1,100件ほど)より多く回っていました。
決まっているのは機種と発売年、それにTGSの試遊台
今の段階で出ている情報はそこまで多くありません。機種と発売年のほかに分かっているのは、9月17日から始まる東京ゲームショウ2026(TGS2026)に試遊台が出ることです。場所は幕張メッセのコナミデジタルエンタテインメントのブース内で、置かれるのは「サイキックフォース2012(TGSバージョン)」とされています。会期は17日と18日がビジネスデイ、19日から21日が一般公開日です。
一方で、Game*Sparkの記事では、移植の中身や追加要素はまだ明かされていないと書かれています。価格も出ていません。
同じ日の10時半には、コスモマキアーの公式YouTubeチャンネルに1分24秒のティザーPVが上がっていました。
検索では「サイキックフォース2012 復刻版」と打つ人が多いのですが、公式発表で使われている言葉は「移植」です。製品名がどうなるかもまだ分かりません。
TGS2026では『モンハンワイルズ:アセンダンス』の試遊や、『都市伝説解体センター』と千葉県警のコラボも出るので、会場に行く人は回る場所がひとつ増えました。
結界の中を360度飛び回る格闘ゲーム
シリーズの1作目『サイキックフォース』は1996年4月にアーケードで稼働しました。『2012』はその続編で、アーケード版は1998年6月に稼働しています。
普通の格闘ゲームは地面の上で左右に向き合いますが、このシリーズは「結界」と呼ばれる立方体のフィールドの中で、キャラクターが上下左右に飛び回って戦います。売り文句は「360度オールレンジバトル」です。炎や氷、重力といった超能力を持つ「サイキッカー」たちが空中で撃ち合うので、見た目はほぼ空中戦です。
家庭用の「2012」は、版によって中身がかなり違う
今回の移植を読むうえで押さえておきたいのが、これまでの家庭用版です。同じ『2012』でも、出た機種ごとに入っている要素がそろっていません。Wikipediaのサイキックフォースの項目にある各版の説明をまとめると、こうなります。
- ドリームキャスト版(1999年3月4日)。アーケード版の完全移植に、ストーリーモードなど家庭用のオリジナル要素を足した版です。ただし、アーケードでできた一部のバグ技は再現できません。
- Windows版(1999年、アンバランス発売)。ドリームキャスト版より後に出ましたが、追加要素は入っていない、ほぼアーケード版のままの移植です。Glide版とDirectX版の2種類が同梱されていました。2001年にはWindows XP以降に対応して価格を下げた版が出ていて、その名前が「復刻版」でした。
- PlayStation『サイキックフォース2』(1999年10月7日)。『2012』をベースにしたリメイクで、ほかのキャラクターの超能力技を覚えて使える「PSY-EXPANDモード」が入りました。『2012』に出ていなかったソニア、ブラド、玄真の3人も復活しています。2008年9月10日からはPS Storeのゲームアーカイブスで配信されました。
- PS2『サイキックフォース COMPLETE』(2005年12月29日)。初代、『2012』、そして『2012』にソニア・ブラド・玄真の3人を加えた『サイキックフォース2012EX』の3本入りです。ただ、初代のほうでコンボスペシャルが全キャラクター使えない、両タイトルとも処理落ちが出るなど、移植度に難があるとされています。
ストーリーモードがあるか、3人がいるか、アーケード版の動きにどれだけ近いか。このあたりが版ごとにバラバラで、「どれで遊んだか」で思い出の中身が変わるシリーズです。
どの版に近い移植になるかは、まだ読めない
今回の発表で出ているのは「移植」という言葉だけで、どの版をもとにするのかは書かれていません。アーケード版そのままなのか、ドリームキャスト版のようにストーリーモードが付くのか、ソニア・ブラド・玄真の3人が入るのかは、どれもまだ分からない状態です。
最初に手がかりが出そうなのは、TGS2026の試遊台です。ただ試遊版の名前は「TGSバージョン」なので、会場で触れる中身がそのまま製品版になるとは限りません。
返信は少なく、伸びたのはリポスト
発表ポストへの返信は十数件と少なく、数字が伸びていたのはリポストと引用(250件ほど)のほうでした。電ファミニコゲーマーやGame*Spark、電撃オンラインといったゲームメディアも、発表当日のうちに記事を出しています。
移植の中身について次に何か分かるとしたら9月17日からのTGS2026の試遊台なので、昔ドリームキャスト版やPS版で遊んでいた人は会場からの報告を追ってみて。