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「西山ダディダディ」とは?歌詞と元ネタ、何者かは六本木のバー元代表

西山ダディダディ(にしやまダディダディ)(にしやまだでぃだでぃ) ・ 2026年9月12日 公開

「西山ダディダディ どすこいわっしょい ピーポーピーポー 西山ダディダディ」。意味を探しても何も出てこないこのコールに合わせて、全身でリズムを刻む動画が2025年の頭に世界中へ広がりました。名字の部分を自分の名前に変えて踊るのが基本の遊び方です。

「西山ダディダディ」とは?

コールは4拍で1セット。手拍子や肩の動きで拍を取りながら、こう回します。

  • 西山ダディダディ
  • どすこいわっしょい
  • ピーポーピーポー
  • 西山ダディダディ

「どすこい」を「どっこい」と表記している解説もありますが、多数派は「どすこい」のほうです。意味は特にありません。相撲の掛け声と祭りの掛け声と救急車のサイレンが順番に出てくるだけで、そこに理屈を求めても仕方がない作りになっています。

踊る側は名字の枠を自分のものに差し替えます。田中さんなら「田中ダディダディ」、部活の先輩に振るなら先輩の名字。この置き換えができるおかげで、誰がやっても自分の曲になるのが広がった理由のひとつです。振り付けは腕を大きく振って上半身をひねる形で、テンポが速いぶん、真面目にやると普通に息が上がります。

元ネタ・由来

発祥は2025年ではなく2020年です。TikTokユーザーのヒロチョさんが投稿した「竹内ダディダディ どすこいわっしょいピーポーピーポー」が最初で、PSYの『DADDY』を流しながら友達の竹内くんが胸でリズムを取る、という内輪の動画でした。これが70万いいねを超え、川口春奈さん出演のQoo10のCM曲にも採用されます。DJ RYOTAさんの手で「みんなでダディダディ (feat. ヒロチョ & DJ K)」として楽曲化もされました。下に貼ったのがその本家です。

ここから4年ほど空いて、2024年12月に六本木の会員制バー「ギフト六本木」が、竹内ダディダディをコール用に作り替えた「色んなダディダディ」をTikTokに投稿します。ニコニコ大百科によると、竹内版がBPM138程度だったのに対してギフト版は192程度。倍近く速くなっていて、あの前のめりな圧はここで生まれました。店のアカウント(現在は DADDY TOKYO 名義)に残っているのがこちらです。

火が付いたのは日本ではなく海外でした。Yahoo!ニュース エキスパートの田辺ユウキさんの記事によれば、フォロワー100万人規模の海外TikTokerが現地時間の1月14日にコール音源と振り付けの動画を投稿。14日までは無風だったGoogle Trendsが15日ごろから跳ね上がり、海外を巻き込む形で日本へ逆輸入されました。TBSの『情報7daysニュースキャスター』でも2025年2月8日に取り上げられています。NBAのコール・アンソニー選手が試合前に踊ったことで、アメリカ側の流行がもう一段燃え直したという話もあります。

数字で見ると、西山ダディダディの動画は300万いいねを超え、TikTokでの総再生数は5.6億回を突破したと報じられています

西山翔さんは何者か

コールの主役である西山翔(にしやま しょう)さんは、その「ギフト六本木」の代表だった人です。ライブタイムズのインタビューによると、動機は「お客様に楽しんでもらうため」の一点。当時TikTokで流行っていた竹内ダディダディを自分の名字に置き換えてアレンジし、スタッフからコールをふられるたびに、グラスを空けるだけで終わらせず全身で踊っていたそうです。それをたまたま従業員が撮って投稿したのが始まりだと本人が語っています。狙って作ったバズではなく、店の中の作法がそのまま外に出ました。

Instagramのフォロワーは2025年4月11日時点で約11万人。同年4月27日には1stシングル『Daddy’s Style -今夜はダディダディ-』の配信が始まります。ファミリーマートとファミペイのタイアップも付きました。西山さん本人が踊っているのが下の映像です。

2025年3月ごろに店を卒業していて、現在はライブ配信とインフルエンサーとしての活動が中心とのこと。曲のほうは2025年12月17日の太鼓の達人 ニジイロver.のアップデートで収録され、ゲームセンターでも叩けるようになりました。ミームからゲーム機の中まで行くとだいたい定着したと見ていいと思います。

使い方・例文

  • 「体育祭の入場、全員で西山ダディダディやったらウケた」
  • 「どすこいわっしょいのとこだけ先に覚える」
  • 「うちの名字ダディダディにすると語呂が悪すぎて無理」
  • 「太鼓の達人にダディダディ来てるじゃん」

名字を差し替える遊び方なので、友達の名前を勝手に入れて送りつける使い方が一番多いです。本人の許可は取っておいたほうがいいかもしれません。

関連する言葉

夜のお店のコールが店の外に飛び出してミーム化する流れは、同じ六本木から出た内股シャネルとまったく同じ型です。あちらも界隈のローカルな作法が先にあって、それがTikTokで外へ出ました。振り付けを覚えて投稿する文化そのものは踊ってみたから続いていて、POKÉDANCEのように誰でも真似できる短い動きが伸びるのも共通しています。

海外から火が付いて日本へ戻ってきた点ではPPAPと比べられることが多く、スポーツ選手が試合で踊って広がるという点ではGriddyと同じ経路をたどりました。

動きやフレーズに名前が付いた瞬間から検索され始めるのはミームの常で、猫のやんのかステップや、一晩で替え歌まで並んだVIVANTの「規律 規律 規律の遵守」も同じでした。こうした語がまとめて出題されるブラウザゲーム「ミームかるた」も話題になっています。

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