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「そういう時期」とは?意味・元ネタ(進撃の巨人)を解説

そういう時期(そういうじき)(そういうじき) ・ 2026年8月20日 公開

「あいつ最近ポーズ決めてるけど、そういう時期だから」。名指しでからかわずに済ませる便利な言い回しが 「そういう時期」 です。出どころは『進撃の巨人』で、最初に口にしたのはリヴァイでした。

「そういう時期」とは?

思春期にありがちな、急にカッコつけたり理由もなく叫んだりする時期のこと。中身はほぼ中二病なのですが、その単語を直接ぶつけずにぼかすところが味になっています。言われた側は強く否定しづらいし、言った側も一応かばっている体裁は保てる。

ネットでは主に、原作の主人公エレンの言動を茶化すときに使われます。世界の真実に近づいて深刻な顔をしている場面でも、ファンからは「そういう時期」で片付けられてしまう。

元ネタ・由来

出典は『進撃の巨人』22巻89話「会議」です。この1話の中に2回出てきます。

1回目は独房の場面。父グリシャの記憶を見たエレンが、独房で空を見ながら「進撃の巨人…」とひとり呟いてポーズを決めているところを、ハンジに目撃されてしまいます。そこへリヴァイが止めに入って言うのが 「もういいだろハンジ… こいつは15だぞ?「そういう時期」は誰にでもある」。ここが語の発生源です。

ところがハンジは納得しません。「そういう時期」って何だ、私はそんな時期無かったぞ、と本気で追及しはじめる。見かねたアルミンが、後で自分が説明しますから、と割って入ります。居た堪れなくなったエレンが「何しに来たんですか!?」と叫び、リヴァイが懲罰の終了を告げて場面が終わる。かばわれた結果、公開処刑の時間が延びただけでした。

2回目は同じ話の後半、タイトルどおりの会議です。議論の最中にエレンが思わず大声を出してしまい、その場を取り繕うためにハンジがさっきの言い回しを流用します。彼は今「そういう時期」にあるようでして、突然格好つけたり叫んだりしてしまうそうです、と。これを聞いたザックレー総統が「それは気の毒に……年頃だしな」と普通に納得してしまう。数時間前に自分が意味を知らなかった言葉を、平然と公の場で使っているのがハンジらしいところです。

アニメ版ではSeason 3 Part.2の第58話「進撃の巨人」にあたる部分で描かれました。

刺さったのは温度差です。人類存亡に関わる秘密に触れた直後の主人公が、身内には「年頃だから」で処理される。しかもハンジが「そういう時期」を知らないという二段目のオチが乗っている。作中でも屈指の重い回にこの空気が同居していたせいで、以後エレンの言動を茶化す定番ネタとして使われ続けています。pixiv百科事典にも項目が立っています。いつからミームとして広まったかの正確な時期ははっきりしませんが、2019年春に放送されたアニメ版でこの場面が動いたことで、原作を読んでいない層にも届きました。

公式が拾った

2026年8月、アニメを制作したWIT STUDIOの公式アカウントが、コラボカフェの告知でこの言い回しを使いました。しかも本文ではなく、イベント名そのものに。

ファンが勝手に呼んでいたネタを、公式が距離を取らずに正式名称へ埋め込んだ格好です。開催期間や会場、メニューの中身は進撃の巨人カフェが「そういう時期」をテーマに開催にまとめてあります。

使い方・例文

  • 「弟が急に黒い服しか着なくなった。そういう時期」
  • 「写真のポーズ、全部同じ角度なんだけど、そういう時期?」
  • 「昔のアカウント見返して叫んだ」「まあそういう時期あるよね」
  • 「深夜に長文ポエム流しちゃった」「そういう時期は誰にでもある」

原作どおり、本人をかばう文脈で使うのが正しい作法とされています。実際にはかばうほど恥ずかしさが増すのですが、そこまで含めてのネタです。

関連する言葉

ぼかしている中身は中二病そのもので、その時期の言動を後から思い出して悶えるのが黒歴史

同じ『進撃の巨人』からネットに出ていった言葉には、エレンの駆逐してやるや、画像テンプレとして定着した面構えが違うがあります。「駆逐してやる」のほうも落ち着いて読むとかなり「そういう時期」寄りの台詞で、そこを突っつくのがファンの遊び方になっています。

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