「アーウ(アーウ)」とは?意味・元ネタ(サムライマックのCMと佐々木舞香)を解説
タイムラインに流れてきたマクドナルドの写真に、「アーウ」の四文字だけが添えられている。元ネタを知らないと完全に暗号です。全角で「アーウ」と書く人もいます。正体は、2026年5月から放映されたサムライマックのテレビCMで、=LOVEの佐々木舞香さんが発した一声とされるもの。それがそのまま、マックの写真に添えるお決まりのリアクションになりました。
「アーウ」とは?
辞書的な意味はありません。「おいしい」でも「あつい」でもなく、ハンバーガーにかぶりつく瞬間に出た声を文字に起こしただけ。翻訳しようとすると空振りします。
使われ方はかなりはっきりしていて、マクドナルドの商品を撮ってXやInstagramに上げるとき、キャプション代わりに「アーウ」とだけ書く。半角カタカナの「アーウ」が定番ですが、変換の都合で全角の「アーウ」になっている投稿も多いです。感想を考えなくていいのに、知っている人には一発で伝わる。定型リアクションとしてよくできています。
モデルプレスの流行語大賞2026上半期では全20語のひとつに選ばれました。読者コメントには「舞香ちゃんがCMで言っていて、ネットでマックの写真をあげる時のミームになってるから」という理由が寄せられています。
なお、赤ちゃんの喃語などを指す「あーうー」とは別の言葉です。音は似ていますが、こちらはマックの文脈でしか出てきません。
元ネタ・由来(サムライマックのCM)
マクドナルドは2026年4月30日、サムライマック5周年に合わせて新CM「サムライマック『普通のマックじゃ物足んねえ。』篇」(30秒)を5月6日から全国で放映すると発表しました。出演はサムライマックのアンバサダーを務める堺雅人さんと、=LOVEの佐々木舞香さん。佐々木さんはマクドナルドのCM初出演で、堺さんとも初共演でした。
「アーウ」は、このCMのなかで佐々木さんがサムライマックにかぶりつくときに発した一声とされています。CM本編は、公式Xが投稿したこの動画で見られます。あわせて2026年5月7日の夕方5時から、13日間限定で新商品「炙り醤油風 たまごベーコンダブル肉厚ビーフ」が発売されました。
CM発表と同じ4月30日には、佐々木さん本人もXで出演を報告しています。「昔から本当にマックが大好きで、よく食べていたので感激です」というコメントを添えた投稿でした。
なぜマックの写真に添えるミームになったのか
CMを見た人が真似したくなるだけの強さがあった、というのがまず前提にあります。モデルプレスは、佐々木さんのビジュアルに加えて「食べたフリをしたオフショット動画」が大きな話題になったことを挙げています。広がりを後押ししたのが=LOVEのプロデューサー・指原莉乃さんの投稿で、商品の写真とあわせてXで呟くなどしたことから、真似して投稿するユーザーが急増したとモデルプレスは伝えています。
決め手は再現コストの低さでしょう。ダンスも編集も要らず、マックを買って写真を撮り、四文字を打つだけで参加できる。マック自体、この夏は森永ラムネのマックシェイクが6年ぶりに復活したり、ポケモンとの過去最大級コラボが始まったりと、写真を撮って上げる機会そのものが多い時期でした。
モデルプレスのプレスリリースによると、この流行語大賞は2026年4月27日から5月17日に実施した読者アンケート1万7978件をもとにしたもので、発表後はXで1400万以上のインプレッションがあったといいます。
そして2026年8月14日、マクドナルドはサムライマック3品の累計販売数が4億食(2021年4月7日から2026年7月31日まで)を突破したと発表。記念として「炙り醤油風 たまごベーコンダブル肉厚ビーフ」が8月19日から9月1日までの14日間、夕方5時から限定で復活しました。8月18日からはCMの再放映も始まり、公式SNSでは佐々木さんの新作オリジナル動画が順次公開されています。5月に生まれた「アーウ」が、いままた動き出しているところです。
使い方・例文
基本は写真とセットで、本文は四文字だけ。感想を書かないのが作法みたいになっています。
- 「アーウ」(買ってきたバーガーの写真を貼って)
- 「深夜のアーウ」
- 「今日はポテトLでアーウしてきた」
会話のなかで動詞のように「アーウする」と使う人もいますが、いちばん多いのは投稿のキャプションとしての用法です。半角と全角のどちらでも通じます。
関連する言葉
一声や擬音がそのまま言葉として定着する型は、ネットミームの定番です。YouTube動画のひと言から広がったワホー、漫画の衝撃音が実際の会話に出てきたガーン、ときめきの強さを音で表すギュンあたりが近い仲間になります。
同じモデルプレス流行語大賞2026上半期の20語には、立体シールのボンドロや、関西弁のバズ曲で広がった4人組モナキも入っています。CM・商品・SNSがひとつながりになって語が生まれるスピードは、年々上がっています。