誘ってんじゃん(さそってんじゃん)
サッカーの試合中、副審に詰め寄った選手の「誘ってんじゃん!わかる!?」。2014年9月7日のナビスコカップ準々決勝で、浦和レッズの森脇良太がコーナーフラッグ付近の集音マイクに拾われた一言です。本人がYouTubeチャンネル名に採用し、Jリーグ公式もモンストのCMも使う“公認ミーム”になった経緯と、「わかる!?」の意味を解説します。
テュポーン先生(てゅぽーんせんせい)
『FF6』に登場するモンスター、テュポーンのファンからの呼び名。魔大陸へ向かう途中でオルトロスとセットで襲ってくるボスで、劇中でオルトロスが「大先生」と呼ぶことからこの愛称が定着しました。倒すと「はないき」でパーティ全員が画面外まで吹き飛ばされて戦闘が終わります。FF14では公式アイテム名が「テュポーン先生の角笛」。意味・由来・シリーズでの遍歴を解説します。
ホドモエシティ
猫が赤いチャイナ服で踊る動画、ドラゴンのトゥースレスが踊る動画。あの妙にクセになるBGMは、2010年のニンテンドーDS『ポケットモンスターブラック・ホワイト』に出てくる港町「ホドモエシティ」の曲です。日本のニコニコで音MAD素材として使われ始め、海外で踊る3Dトカゲの定番曲になり、猫ミームとして日本に戻ってきた。約15年かけて一周した曲の来歴をまとめます。
イヤーッ!グワーッ!
「イヤーッ!」は攻撃時のカラテ・シャウト、「グワーッ!」は食らった側のうめき。この2つが1セットで、もっと重い傷なら「アバーッ!?」、戦死して爆発四散する瞬間は「サヨナラ!」と、ダメージの深さで叫び声が決まっているのが『ニンジャスレイヤー』の戦闘描写です。台詞が2種類しかないのに並べ方だけで戦況が読めるので、1ツイート丸ごと「イヤーッ!」「グワーッ!」で埋まる回まであります。
うんたねこ
Xで毎週月〜木の21時に更新される日常漫画の主役「うんたねこ」。プリンが大好きな黄色くて丸い謎の生き物で、「食べりゅ?」のような幼児っぽい語尾で話します。2019年に漫画家・イラストレーターのびくたろさんが描き始め、LINEスタンプは65シリーズ2500種類以上。2026年にはタカラトミーアーツからカプセルトイ化、KADOKAWAから初の書籍化まで進みました。意味・作者・語尾・展開をまとめます。
古事記にもそう書かれている
「古事記にもそう書かれている」は、まったく根拠のない話にそれっぽい権威を足すためのネタ表現。出典はX(Twitter)連載小説『ニンジャスレイヤー』で、2011年9月29日の連載回に「ニンジャのイクサにおいてアイサツは絶対の礼儀だ。古事記にもそう書かれている」という一節が出てきます。もちろん実際の古事記に忍者の作法は載っていません。ねとらぼが2014年に記事見出しでそのまま使うなど、作品を知らない層にも広がりました。
アッハイ
「アッハイ」は小説『ニンジャスレイヤー』発の忍殺語で、内心では納得していないのに相手の勢いや恐怖に押されて返してしまう生返事のこと。初出は2012年1月6日にX(Twitter)連載されたエピソード「アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ」。のちに原作者インタビュー由来の「〜だ。いいね?」への返しとして定型化し、作品を知らない人にも使われるようになりました。
アイエエエ
「アイエエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!?」は、Twitter連載小説『ニンジャスレイヤー』で一般人がニンジャに遭遇したときに上げる悲鳴。元ネタは英語で痛みや驚きの叫びを表す「AIEEEE!」「ayeee!」という綴りで、翻訳チームがあえてカタカナに音写したもの。改変のしやすさから作品の外でも定型文として使われています。
パモさん構文(ぱもさんこうぶん)
「Oh! パモさん床の隙間の汚れWatch……カワイイカワイイね」。ポケモンSVの実況者ジャック・オ・蘭たんが、言語学教師セイジになりきって放った一言が構文になりました。しかも当のパモが下を向いていたのはゲームのバグだったとされています。意味・元ネタ・使い方を解説します。
開運メロコ(かいうんめろこ)
スマホの待ち受けにすると運が上がると言われている画像が「開運メロコ」。にじさんじENの狂蘭メロコさんが、GTA5のストリーマー企画「MADTOWN」で使っていたアバターの顔ドアップです。2025年10月に本人が高画質版を配ってから広まり、ご利益報告を出し合う人たちは「開運メロコ界隈」と呼ばれています。意味・元ネタ・使い方をまとめました。
リオセスリ構文(りおせすりこうぶん)
「違法行為はしないように。他に何か言っておくことはあったか───ああ、違法行為はやめておいてくれ」。自分で確認をはさんだのに、結局さっきと同じ話に戻ってくる言い回しが「リオセスリ構文」です。元ネタは『原神』のリオセスリ。初出は2023年9月15日のVer.4.1予告番組とされ、10月11日に公式のキャラクター紹介へ抜粋されたことでXに広まりました。意味・元ネタ・例文・コピペをまとめます。
アルハイゼン構文(あるはいぜんこうぶん)
「〇〇なのか?俺は〇〇だが」。『原神』のアルハイゼンの言い回しをまねた構文です。元ネタは雪の日のゲーム内ボイスとされ、2023年3月31日のバージョン3.6予告番組で締めのあいさつに使われたことで一気に広まりました。使い方の例文と返し方、あとから生まれた「リオセスリ構文」まで解説します。
リロイ・ジェンキンス(Leeroy Jenkins)
作戦会議を延々やっているパーティに、席を外していた男が「よし、時間切れだ、やるぞ」と戻ってきて、自分の名前を絶叫しながら単騎で突っ込み全滅させる。2005年のオンラインゲーム「World of Warcraft」で撮られた1本の動画から生まれた、ネット最古級の海外ミームです。生存率「32.33%(もちろん循環小数な)」、全滅後の「少なくとも俺にはチキンがある」。意味・元ネタ・日本語圏での使われ方を解説します。
猛虎弁(もうこべん)
「ワイ、〜やで」「〜ンゴ」。なんJでおなじみのこの言い回しをまとめて「猛虎弁(もうこべん)」と呼びます。名前の「猛虎」は阪神タイガースのこと。関西出身でもない人たちが、なぜエセ関西弁で書き込むようになったのか。由来・代表的な語の一覧・本物の関西弁との違いを解説します。
界隈数字(かいわいすうじ)
二次創作の作品を開こうとしたら、パスワード欄のヒントが「界隈英字+界隈数字4桁」だけ。この「界隈数字」は、その界隈にいる人なら説明されなくても分かる数字のこと。BLの801、にじさんじの2434のように、界隈ごとに答えが違います。なぜそんな鍵がかかっているのか、由来と作法を解説します。
ぷくぷく界隈(ぷくぷくかいわい)
泡がはじける「ぷくぷく」という音と一緒に、入浴剤を落とす手元やスクラブの泡が流れていく。TikTokやYouTubeショートで大量に流れてくる、あのキラキラした日常Vlogのまとまりが「ぷくぷく界隈」です。ぽこぽこ界隈やスナイデル界隈との関係、名前の由来になった音源、動画の型と定番アイテムまでまとめました。
ぽやねこ
ぶいすぽっ!の花芽すみれさんの配信に、いつも隣にくっついている水色の生き物が「ぽやねこ」。種別は「ねこくらげ」とされ、2022年2月の新衣装で本人の隣に出せるようになりました。本人デザインのパーカー(7,000円)は公式ストアの常設商品、2024年の誕生日グッズでは高さ26cmのぬいぐるみにもなっています。
デュオ死亡(Duo is dead)
2025年2月11日、語学アプリDuolingo(デュオリンゴ)の公式Xがマスコットの緑のフクロウ「デュオ」の死亡を告知しました。もちろん狂言で、企画上の死因はサイバートラックにはねられたこと。ゲーム各社の公式アカウントまで乗っかって大喜利になり、日本公式だけは「日本にいる僕は生きてるよ」と生存を宣言しました。ユーザーが合計509億XPを稼いで2月24日に復活するまでの2週間をまとめます。
ドン座(どんざ)
にじさんじの葛葉さんの配信でリスナーが打つ「ドン座」は、指示を出さずにただ座って応援に徹する、というリスナーの心構えのこと。2021年9月のレインボーシックス シージの配信に流れた武士口調のコメントが元で、葛葉さん本人が気に入って最後まで固定コメントにし、Xにも「ドン座」とだけ投稿して2.2万いいねを集めました。その後メンバーシップのスタンプにもなったとされ、大会でミスが出たときの合図として今も流れています。
もんた界隈(もんたかいわい)
制服で机に足を乗せ、無表情のまま自撮りする。TikTokで大量に真似された撮影フォーマットが「もんた界隈」です。名前の由来になった投稿主は、いまユニバーサル所属のアーティストMON7A。元ネタの動画、使われている「不可思議のカルテ」のカバー音源、撮り方の型までまとめました。
民明書房(みんめいしょぼう)
それっぽい嘘の解説に付ける「ソースは民明書房」。元ネタは宮下あきらさんの『魁!!男塾』に出てくる架空の出版社で、1926年創業・創業者は大河内民明丸という設定まで作り込まれています。ゴルフの起源は中国の呉竜府だという解説を本気にして、抗議の電話をかけてくる大人の読者までいました。
ヘーベル石田
にじさんじの葛葉さんが配信中の落書きから生み出した「魔物」の一体。白い立方体から細い手が生えていて、指は右手6本・左手8本です。名前は視聴者コメントに流れた「ヘーベル石田」がそのまま採用されました。2025年には200万人記念グッズの魔物マスコット全7種にも入り、「葛葉 石田 とは」で調べられる定番キャラになっています。
距離ガバ
他県まで走るのを「ちょっとそこまで」と言う人たちを指すのが「距離ガバ」。距離感がガバガバの略で、主にバイクと車の界隈で使われます。何kmから距離ガバなのか、伊能忠敬界隈との違い、2016年ごろまでさかのぼる語の歴史まで、実際の投稿と一緒にまとめました。
伊能忠敬界隈(いのうただたかかいわい)
1日に数十km歩く人たちを指すネットスラングが「伊能忠敬界隈」。2024年7月末にXで広まり、いまも「何キロから界隈なの?」と検索され続けています。読み方・意味・元ネタになった投稿・名前の由来である江戸時代の測量家のことまでまとめました。